自戒の念を込めて書きます。こんにちは、ライターのNakanii(@writer_DN)です。
今回は『フリーランスのストレスを最低限に抑えるための方法』について書きたいと思います。私自身フリーランスなのですが息詰まることも多く、「あぁ、このままじゃダメかもしれんな…」と感じることがあります。今回はそんな私の実体験も含めながら書きます 笑。
この記事は以下のような方に読んでいただきたいです。
・フリーランスをやっていて現在進行系でしんどい方
・フリーランスをやっていて悩んでいることはない、だけれど「将来的に辛くなりそうな予感を感じる」という方
・身近な存在にフリーランスの人がいる方、その方の気持ちに寄り添いたいという方
・これからフリーランスになりたい方、だけど見えない不安を感じている方
この話はどんなフリーランスにとっても、あるいはフリーランスではないけれど身近にフリーランスの人がいる方にとっても、無縁の話ではありません。そのリアルを知るためにも、そしてその対策を知るためにもぜひご覧ください。
目次
新卒フリーランスの私は現在進行系で辛い
私Nakanii自身はフリーランスですが、厳密に言えば新卒フリーランスです。大学卒業後に就職をすることなく、大学時代から続けてきたライター業をそのまま仕事にしました。そんな私も現在進行系でフリーランスの辛さを感じています。
私が辛さを感じているのは下記のようなことです。
- 収入が不安定であること
- 周りの友達は会社員ばかり…、話がどうしても合いにくい
- 基本的にリモートの仕事が多く、孤独な時間が多い
- 自分が成長できているのかわからない、比べにくい
2番以外はおそらく多くのフリーランスの方にあてはまるのではないでしょうか?3番はフリーランスで選んだ仕事にもよると思いますが、やはり会社員と比べると個人プレーが多いと思います。
そして、これらの事象からわかる辛さの要素は、「不安定」と「孤独」。大きく言えばこの2つでしょう。個人差はあるでしょうけれど、フリーランスは常にこうした辛さを心のうちに秘めているように思います。今はそうした辛さを感じていなくとも、誰もが一度は通る道…。ある種の試練?そのように感じています。
大切なのは自分との付き合い方、自分を制する者がフリーランスを制す
前項のような辛さを実感するようになってからは、「自分を制する者がフリーランスを制す」のだなと思うようになりました。それは「仕事を期限までにこなす」、「仕事をたくさんとりまくって、めちゃくちゃ稼ぐ」なんてことではなく、いかに「自分の心と上手に付き合うか」ということです。
自分の心と上手に付き合えるようになれば、自然と仕事の結果も後からついてくるのかなと…。フリーランスという働き方を選んだことにも自信をもって生きていけるんじゃないのかなと思うわけです。成功している風に書いてますが、私もまだ自分の心とフリーランスという働き方と格闘している最中です 笑。
フリーランスのストレスを最低限に抑えるための方法
前置きが長くなりましたが、『フリーランスのストレスを最低限に抑えるための方法』をご紹介します。
どれも私の実体験に則って心がけていること、これから心がけなきゃなぁと思っていることになります。
直感大事、嫌な予感がする仕事は断る
フリーランスで働いていると、取引をするクライアントに際限はありません。長期的に安定したお仕事をいただく”お得意様”という概念はあれど、色々な方と連絡をとりお仕事を進めています。
その時に”嫌な予感がする”ことがあります。そうしたクライアントさんとのお仕事は後々トラブルになったりします。打ち合わせ段階になかった作業を追加されたり、正当な評価・単価がいただけなかったりといったトラブルです。
この時の嫌な予感は直感(本能)に近いもので言語化するのが難しいのですが、私が違和感を覚えるのは下記のような瞬間です。
- 連絡が明らかに遅い
- 連絡に漏れが多い
- 口調が刺々しい
- やけに「誰でもできる、簡単作業です」をゴリ押しする
- クライアントさんのプロフィール画像がない、著作権的にアウトなものを使っている ※SNSやクラウドソーシング上の、です。
おそらくフリーランスをやっている人ならこうした直感問題は体験したことがあるはず…。※他にもどんな直感があるか教えてください。
「まぁ単価は良いから、とりあえず一度仕事してみよっか」と始めてみたら、「やっぱりトラブルなったやんかーい!」、「仕事しててめちゃくちゃ気分悪いやないかーい!」なんてことに。
フリーランスは特殊、収入の金額を月収で考えない
フリーランスが精神を病んでしまいがちな問題といえば、やはり「収入が安定するかどうか」ということでしょう。現に私もこの問題に現在進行系で苦しめられています。
会社員と比べると保障が少ないので、たくさん稼げること、それが安定して続くに越したことはないわけです。でもやっぱり不安定であることに変わりはない…。「先月は30万円稼げたのに、今月は15万円しか稼げていない」ということもあるんですよね。
この時心がけていただきたいのが、「収入の金額を月収で考えない」ということですね。つまり、上のように「先月は~なのに、今月は~しか」という考え方は自分を追い詰めるので辞めた方が良いと私は思っています。
フリーランスには”種まきの時代”があります。
・長期的な目で見た時に、このクライアントさんとは収入が減ってでも仕事を切ったほうが良い。その方が自分にとって気持ちが良く、別の仕事に効果的にリソースを割ける。
・年単位で収入を増やすために、今はスキルアップを図る時。自分の方向性を定めていく時である。
などが種まきの時代になるでしょうか。
この時代を乗り越えることで結果的に収入は増え、気持ち良く働けるようになると思いますよ。
もちろん、「今月は50万円稼ぐぞー!」と月単位の目標を立てて努力されるフリーランスもいます。それはそれで良いと思います。ただ、この考え方って向かない人には本当に向かない 笑。
仮に1月目で失敗したことは乗り越えられても、2月目でも失敗してしまうと「やっぱり俺にフリーランスなんて無理だったんだ…」と考える人も多いんですよね…。そして本当なら1年以降に伸びた可能性があるのに、それよりも短い期間でフリーランスに絶望してしまうor精神的に病んでしまう人もいるんです。
フリーランス同士は仲間、変なライバル意識は捨てる
「フリーランス同士は仲間と考える、変なライバル意識を捨てる」という考え方は、精神衛生的にはかなり良いです。
私はライターを始めてすぐの頃(大学生時代)、他のライターさんに変なライバル意識を持っていました。
俺の方がもっと良い記事書けるし!
俺の方が凄いところから仕事もらってるし!
未経験から始めたけれど、かなり良いところまで伸びてきたし!
とかですね…。口に出したりしたことはないんですけど、こうした意識が頭の中にちらつくことがありました。今考えただけでもおこがましいですし、恥ずかしさしかありません。
ただライターとしてのTwitterアカウントを作ったり、クラウドソーシングのランサーズのイベント(LOYやミートアップなど)のイベントに参加して他のフリーランスさんと交流することでそうした意識はガラリと変わりました。
「あ、フリーランス同士は仲良くした方が楽しいな、自分の勉強になるな」と。
ただでさえ孤独感の強いフリーランス。同じ苦労を分かち合える味方は多いほうが良いに決まってるんです。もちろん、「〇〇さんよりも良い文章を書くぞ」といった競争心を持つのは良いと思います。ただ「出し抜いてやろう」といった邪な考えはいらないですね…。
メンタルの限界を認める、休む・遊ぶ・外に出る
フリーランス(在宅メインの)は1人の時間が多いせいで、自分の限界に気付きにくいと思っています。
自分が疲れているかどうかの判断という初歩的なことをはじめ、自分の仕事量が適切かどうかもわからない人は多いのではないでしょうか?
「周りのフリーランスはもっと頑張っているから自分も頑張らなくちゃ…」。そんな漠然とした焦燥感に駆られ、自分の限界に気付かないまま無理をしてはいませんか?
時々今の自分は元気かどうか、気持ち良く仕事ができているかどうかを自問自答してみてください。この時、決して意固地にならずに正直になりましょう。
自問自答した結果、「あ、このままじゃ今の自分は危ないな」と感じたら、ちゃんと休みましょう。好きなことをしましょう。友達と遊びましょう、もちろん1人で遊んでも良いです。特に予定がなければ、なんとなく外に出て散歩するのも良いでしょう。
フリーランスを辞めてもいい、アルバイト・就職は逃げじゃない
生きていくためには働かなければなりません。フリーランスは働き方の一種ですが、この働き方が1番良いは私は思いません。自分に合った働き方が何かと考えた時、私は「フリーランスが自分になんとなく合ってるかな」と思い選びました。
ただ、フリーランスをやっているうちに考えるようになったのが、「アルバイトと兼業したり、企業へ就職したりするのは逃げじゃないのでは?」ということです。
私も最初は「何が何でもフリーランスでガッツリ稼いでやる」、「途中でフリーランスを辞めたり就職するのは”逃げ”なのではないか…?」と考えていました。つまりは、”世間体”を気にしていたんですよね。
でも、兼業することで生活がフリーランス1本の頃よりも安定したり、企業へ就職することでより自分らしく働けたりするのであればそれで良いんじゃないかなと…。
もっとも、今の日本ではまだまだ一般企業(特に大手)に就職していることが常識みたいに語られており、このように横断的に働くことは「プータロー」だとか言われがちです…汗。でも、本人やその家族にとって良い方向へ向かうのであればどんな働き方でも、途中で働き方を変えても問題ないんですよね。あなたを傷付けたいだけの野次なんて無視すれば良いんです。
私の周りのフリーランスの方でも、フリーランスをしながらバイトをしている方、フリーランスを辞めて就職した方が大勢いらっしゃいます。その方々はフリーランスだった頃の良さを感じつつも、アルバイトや会社員であることの良さも感じているようです。そしてフリーランスだった頃よりも気持ち良く働いているように見受けられます。
自分への優しさを忘れちゃいけないフリーランス
フリーランスをやっている方、フリーランスになることに不安を感じている方、どうか自分への優しさを忘れないようにしてください。
色々なものを背負い込んで「頑張らなくちゃ頑張らなくちゃ…」とがむしゃらになっている方、時々で良いので「おい自分!大丈夫か?!無理し過ぎてないか?」と聞くようにしてくださいね。あなたの代わりはいませんからね。つぶれるまで自分を追い込んじゃダメですよ。
Nakaniiもここで書いたことに気を付けながらフリーランスやっていきます!
「俺(私)もフリーランスで不安なんだ!しんどいんだ!Nakaniiさん、ちょっと話を聞いてくれよ!」という方は、どうぞNakaniiのTwitterでもお話聞きますよー!