こんにちは、ライターのNakaniiです。
先日北海道を超ざっくり車で一周してきたのですが、その際に様々な危険に遭遇・発見しました。
元から安全運転志向甚だしい私 笑。
本州で運転していれば変なドライバーに絡まれでもしない限り、危険な目に遭ったことはありません。ですが、北海道ではそうした人的な危険よりも、「北海道ならではの道路事情」による”思わぬ危険”に遭遇することが多かったように思います。
本記事では、そうした北海道における道路の危険について5つご紹介させていただきます。北海道を車・バイクで観光する方はぜひご参考ください。
目次
北海道一周!車・バイクは5つの危険に気をつけよう
北海道の道路を走る時はこれから紹介する5つの危険に十分ご注意ください。
特に「北海道一周してやるぞー!」という方は、最初は危険に対して注意を払うことができても、段々と”慣れ”によって注意が散漫になることがあります…。
楽しい旅にするためにも、最初から最後まで十分にご注意くださいね。
1,北海道の道路はスピードを出す人が多い
北海道の道路はスピードを出す人が多いです。
広い道路にあまりに長い直線道路では、スピードを出したくなる気持ちもわかりますし、気付かないうちにスピードが出ていたということもあるでしょう。それだけ走っていて気持ち良いのが北海道の道路です。
しかし、スピードの出し過ぎは事故のもと。後に紹介する他の危険に遭遇し、被害が出てしまう可能性も高まります。
2,北海道の道路は警察(取り締まり)が多い
北海道の道路では、警察による取り締まりがあちこちで行われています。
前項でふれたように北海道では多くの車がかなりのスピードを出しますから、警察も取り締まりに躍起になるようです。もっとも、そうした取り締まりがなければ無法地帯になっちゃうんですが。
本州同様に取り締まりが行われているのは、
「この道はスピード出しちゃうよね…」
「そんなとこに隠れているのー?!」
といったポイントばかり。
北海道の道は開けているところが多く、取り締まりにあらかじめ気付くこともできます。ですが、スピードの出し過ぎや危険な運転は最初からしない方が良いですね、当たり前ですが。
3,北海道の道路はデコボコ道が多い
北海道ではデコボコな道が多いです。スピードを出したまま通過すれば大きく跳ねるデコボコ。小さい頃は「チンさむロード」だといってテンションが上がったものですが、ドライバーの身になってみるとそうはいかない 笑。ハンドルはとられるわ、荷物は散らかるわで良いことなんてないです。
2016年の毎日新聞の記事によれば、北海道の道路の実延長は93,221kmで日本で1番。2番目は茨城県なのですが、実延長は56,021kmとなっています。つまり、北海道の道路は他の地域よりも圧倒的に広い。そのせいで予算が足りないのか整備が追い付かず、デコボコなままの道が多いのでしょう…。
また、アスファルトは”水”によって削れていきます。日中のうちに雪が溶けて水になると、その水はアスファルトのヒビに染み込みます。染み込んだ水は夜になると、氷に変わり体積が増えます。すると行き場をなくした分の氷がアスファルトを少しずつ削りとり、さらなるヒビや穴に変えていきます。
もうおわかりでしょう。寒さの厳しい北海道ではこうした現象が頻繁に起こっています。小さかった穴はやがて大きくなっていきますし、穴にはならずともアスファルトはとても脆くなってしまうのです。
4,北海道の道路は砂利道も多い
前項のデコボコ道と共通するのですが、砂利道もとても多いです。普通の都道府県道を走っていると思ったら、急に森に入り砂利道になんてことも少なくありません。
また北海道では山中や森の中にある観光スポットも多いです。そうした場所に行くにはかなり道の荒れた砂利道を通ることを余儀なくされることもあるでしょう。
下記の写真は私が行った斜里町(知床)「カムイワッカ湯の滝」とその道中の砂利道です。
砂利道ではデコボコや石にハンドルをとられないよう注意するだけでなく、崖に落ちないようにも注意しましょう。路肩の地盤が弱いこともありますからね…。
5,北海道の道路は動物がバンバン飛び出す
北海道の道路には動物がバンバン飛び出してきます。
もし轢いてしまったり衝突したりするようなことがあれば、その動物が負傷・死亡するだけでなく、私達人間も危険な目に遭います。
飛び出してくる動物はキツネ、ウサギ、シカなどが定番ですが、地域によってはヒグマも出てきます。※知床⇔羅臼間の横断道路とか…。
私が2週間北海道を走っていて、1番遭遇することが多かったのはキツネです。体感としては「野良犬・野良猫よりもキツネの方が多い」といった感じ 笑。
彼らは道路がコンクリートだろうと砂利道だろうと、平然と出てきます。町の中にも出てくることも普通なのですが、やはり出現率が高いのは周囲に森や小川がある林道でしょうか。
上写真のキツネが特に怖がりもせず、じーっとこちらを見ているのは餌をもらえると思っているからでしょうか。ひょっとすると、過去に別の人間からもらった経験があるのかもしれません。
野生動物への餌やりは”絶対にNG”です。また、キツネの”エキノコックス”のように病気を媒介する動物もいますので、近付くこともおすすめしません。
人間から餌をもらった動物の行動・生態は、それ以前とは変化します。人里に下りてきて、人間・車に警戒心ゼロで近付いてくることもあります。近付いてくる動物がヒグマであったなら……、あとはわかりますよね?
人間の「カワイイから」というエゴは、北海道の動物と人間を不幸にします。
安全運転で楽しい観光を!北海道を走るのは最高だ
北海道の道路事情にまつわる危険(注意点)について色々と紹介させていただきました!
スピードの出し過ぎ・警察の取り締まり・デコボコ道・砂利道・動物の飛び出し。色々と怖がらせるようにご紹介してしまいましたが、どれも注意して運転していれば危険な目には遭いません。
北海道を走るのは最高です。眼前には綺麗な景色、窓を開ければ綺麗な空気、走った先にあるのは美味しいグルメ 笑。
北海道でドライブをする際は、安全運転を心がけ楽しいものにしてくださいねー!
それは車がボロいだけじゃなく、Nakaniiのコース選びも悪いんだわ…。
観光地から観光地への移動時間が長くなりがちな北海道。最短距離を走りたくなる気持ちもわかりますが、運転前のコース設定は入念に考えましょう!