【北海道一周】舞鶴港~小樽港 新日本海フェリー乗ってみた

乗るぞ!舞鶴~小樽間 新日本海フェリー(はまなす) 観光・グルメ

こんにちは、ライターのNakanii(@writer_DN)です。

今回は私が実際に車で乗り込んだ「舞鶴~小樽間の新日本海フェリー」のレビュー記事をお送りいたします。画像たっぷりでお送りしますので、今後利用を検討される方はぜひ見てみてください。どんな手順で乗るのか、どんな船内になっているのかなども、時系列で紹介していきますよー!

※この旅行記は私が以前いってきた「北海道ざっくり一周旅行(仕事しながら)」の一部になります。こちらからその他の北海道関連記事をご覧いただけます。

私が使った新日本海フェリーの概要&旅行事情

本題に入る前に、私が利用した新日本海フェリーの概要や私自身の旅行事情をお話しておきます。ご自身のケースと照らし合わせながら見ていただければと思います。

  • 利用したフェリー:新日本海フェリーはまなす 舞鶴港発~小樽港着(北行き)
  • フェリーの運賃:大人1人、軽自動車1台(4m未満)、客室ツーリストA 合計料金29,730円
  • フェリーに乗った日時(ダイヤ):2018年5月28日~29日 夜23時50分発→翌日20時45分着(約21時間)
  • 利用目的:車で北海道ざっくり一周観光(仕事しながら)

※この情報は私が利用した2018年5月下旬時点のものです(記憶たどりながら書いてます)。所要時間・料金等は改定されている可能性や時期によって変動がありますので、実際に利用される際は公式サイトをご確認ください。


舞鶴~小樽間 新日本海フェリー乗ってみた

それでは次項からフェリー旅行記になります。フェリーへ乗り込む前から降りるところまで、時系列でご紹介していきますよー!

2018年5月28日 18時頃 舞鶴港到着!乗船前のチェックイン

岡山県に住んでいる私はこの日、お昼頃にお家を出発。夕方の18時頃に舞鶴港へ到着しました。

はまなす号と舞鶴港1 はまなす号と舞鶴港1

雲がめちゃくちゃ綺麗な舞鶴港。今夜乗る予定のフェリー、はまなす号はすでに港で待っていました。船尾に目をやると、車で乗り込む際に使うスロープが…。ひゃー、ここから北海道への旅が始まると思うとドキドキしますね。

出港まではまだまだ時間があるわけですが、ホテルでいうチェックイン的な手続きをしておかなくてはなりません。休憩と簡単なパソコン仕事を済ませた後、なんだか古~い見た目のフェリーターミナルへGO。

舞鶴港フェリーターミナル1 舞鶴港フェリーターミナル2

特別何があるわけでもありませんが、受付、ショップ、フェリーの情報が掲載されている掲示板、待合所、自動販売機などがあります。この時期はGWでも夏休みでもない中途半端な時期だったため、私のような若い人は少なく、60代くらいの年配の方が多い印象でした。

インターネット上でフェリーの申込はできていたのですが、チェックインはしておかなくちゃいけない。とはいっても手続きは簡単で、あらかじめ印刷しておいた『お客様控え』を受付のお姉さん(とは言ってもおそらく同年代)に見せてパソコンで確認してもらうだけです!※出港時間の60分前までに手続きが必要なようです。

19時30分頃 乗船までの腹ごしらえ!受付のお姉さんおすすめのラーメン屋へ

あっという間にチェックインが終わってしまったのでめちゃくちゃ暇になった私。お腹が空いたので夕食をとることに。そこでターミナルのお姉さんに聞いてみることにしました。

Nakanii
すみません、この近くでおすすめのご飯屋さんご存知ですか…?
受付のお姉さん
そうですねー!何が食べたいですか?
Nakanii
ラーメンとか好きなんですけど…。近くにありますかね?
受付のお姉さん
じゃあ『麺楽』さんが良いと思いますよ!私の友達はチャーハンが美味しいって言うんですけど、ラーメンも普通に美味しいです!
Nakanii
そこ!行ってきます!ありがとうございました。

ということで、お姉さんおすすめのラーメン屋『らーめん専門店 麺楽』さんへ。ターミナルからはゆっくりの徒歩で約20分かかりますが、暇なので歩きました 笑。静か~な商店街を歩いていくと…ありました、麺楽さんです。

ラーメン屋『麺楽』1 ラーメン屋『麺楽』2

今回はグルメ記事じゃないのでさらっと書きますが、本当に美味しかったです。店員さんもあったかくて明るい。チャーハンもラーメンも前評判通り美味しい!いわゆるラーメン屋さんのパラパラチャーハンなのですが、脂っこいわけではなく塩加減もちょうどよい印象。こってり系のラーメンと一緒にばくばく食べたくなるやつ…。(というかばくばく食べた)

やっぱり美味しいご飯屋さんは地元の方に聞くのが正解。港町ということで海鮮系も検討していましたが、ラーメン屋さんで大満足。お腹いっぱいになり、ゆっくりと歩いてターミナルへ戻りました。静かな夜の商店街が心地いい。

23時頃 ドキドキのフェリー乗船!舞鶴港から出港

夕食後。ターミナルに戻り待合所に行くと、暇を持て余した方であふれていました。乗るまでまぁ暇なんですよね 笑。船旅って乗る前も乗ってからも時間がかかります。でも、それが船旅の良さでして、私は読書をしたり仮眠したりしながらで2時間くらいのんびり待ちました。

そして時刻は23時頃(確か)。

受付のお姉さん
乗船の準備を開始します。ドライバーの方はお車に戻って待機列へ…
Nakanii
(きたきたー!乗り込むぞー!)

ドキドキワクワクが止まらない私は、ササッと自分の車へ戻りエンジンブルルン。気持ちを落ち着けながらギュッとハンドルを握ります。もうね、アスリートの試合前みたいな高揚感なんです。※元和太鼓部なので、試合とか出たことないけど。

23時20分頃、いよいよ私の番です。ターミナルで発券してもらったチケットをスタッフの方に見せ、機械でピッ。これで最終的な手続きが終了、もう乗り込んで良いそうです。夕方見たスロープをゆっくりと登っていきます…(下の動画参照)。

Nakanii
Nakanii「…!!!!!(なんだ、これ楽しい、”俺の試合”始まった!!)」

最初はどう乗り込むのか心配で、YouTubeなどで動画を探してイメトレしていた私。でも、スタッフさんの案内に従えば問題なし、ゆっくり落ち着いて運転すればOKです。終始ワクワクしながら乗り込みました。

車を指定の箇所に停めた後は必要な荷物を持って船内へ。※下船直前まで車へは基本的に戻ってくることができません。食料・着替え・貴重品等はあらかじめ船内へ持ち込みましょう。


23時30分頃 乗船完了!ツーリストAの船室確認&お風呂へ

時刻は23時30分頃。乗船を無事に終えた私は飾り付けのしてあるロビーを横目に、そそくさと予約していた「ツーリストA」の船室へ向かいます。

新日本海フェリーロビー 上から ツーリストA船室

ツーリストAは一番安価な相部屋タイプで、簡単な棚とベッドがあります。2段ベッドなのですが、入る側が互い違い&カーテン付きなので、ある程度のプライバシーはあります。寝心地は悪くありませんが、特別良いというわけでもないですね。清潔感は問題なし。『どうせ寝るだけだし、安いほうが良い。車の運搬費もお金かかってるし』という方には十分な部屋です。

しかし、この部屋に備え付けの鍵付きロッカーはありません。貴重品は肌身離さず持っているか、船内のロビーで預かってもらうorコインロッカー(お金戻ってくる)に預けるようにしましょう。

さて、部屋の確認もそこそこに私はお風呂へ。前情報では『乗り込んだ直後は皆お風呂に入りたがる、早く行かないとイモ洗い状態になる』と聞いていたもので急ぎました…。ですが、私が乗った5月下旬は乗客自体が少なく、お風呂でもイモ洗い状態にはなりませんでした。お風呂は地方の小さな銭湯くらいのもの。湯船2つくらいと洗い場10カ所くらいだったと思います。

5月29日 0時頃 「ハスカップルソーダ」で胸が高鳴る!売店へGO&おやすみ

日付は変わり、5月29日0時頃。お風呂上がりに船内の売店にいきました。店内には飲み物・お菓子・軽食(カップ麺など)のほか、新日本海フェリーのグッズ、お土産などが販売されています。この売店、お客さんが常に入るわけではない&スタッフが限られている?ので営業時間が限られています。アナウンスで営業再開・停止のお知らせがあるので要確認。

夕食を済ませていた上に菓子パンなどを持ち込んでいた私は特別買うものがなかったのですが、唯一気になって購入したのがこれです。

ハスカップルソーダ

「ハスカップルソーダ」です。北海道名物のハスカップとリンゴを混ぜた炭酸飲料(ジュース)です。まぁ正直リンゴの味の方が強いんですけど、爽やかな香りと甘みが広がってめちゃくちゃ美味しい。北海道上陸への期待感に胸が高鳴ります。飲んだ後はすぐにベッドへ。この日は岡山から京都舞鶴まで運転してきた疲れもあり、スッと眠れました~。


10~12時頃 船上で起床!景色を見てのんびり&食堂へ

翌朝8時頃。目が覚めた私は持ち込んでいた菓子パンを食べ、ツーリストAのお部屋でダラダラとしていました。スマホをいじろうとするも、「あっ、電波飛ばないんだった」と気付きポーイ。本を読んでまったり。

やがてそれも飽きてしまったので船内を散策することに。ジュースや軽食の出てくる自動販売機、ゲームコーナー、シアタールーム(1日2回上映だったと思う)があります。ゲームコーナーはいつ行ってもガラガラでしたが、時折暇そうにしているおっちゃんがスロットで遊んでいるのを見かけました。子どもの姿はなし…。

新日本海フェリーはまなす 軽食自動販売機 新日本海フェリーはまなす ゲームコーナー

この暇どうしたもんかなぁと考えつつ、船内をぐるぐる散歩。ロビーに戻ってみると、おばちゃんたちが集まっており何やら楽しげに会話をしていました。どうやら船が航行している現在地を示すモニターを見ているようです。

新日本海フェリーはまなす船内1

上の画像11時44分時点では日本海秋田県の沖を航行しているのがわかります。

Nakanii
(は、はええええ。一晩でもう京都から秋田まで来ているのか)

新日本海フェリーは昔に比べると船の性能が向上し、航行時間が短くなっているようです。

12時頃。甲板近くのレストランで食事をとることに。

レストランメニュー レストランで食事1 レストランで食事2 レストランで食事3
Nakanii
刺し身もあるのか…船の上ですごい(もしかしたら誰かが釣ってんじゃなかろうか?)。でも北海道着いてから食べるしな…。

ラインナップの多さに驚きつつ妄想を膨らませつつ、結局私はカレーを食べることにしました。お肉がゴロッと入っていて美味しい。満足です。

その後は甲板から遠くに見える日本列島を見物。椅子に座ってのんびり、ひたすらのんびり。何もせず風を感じながら、うたた寝。これめちゃくちゃ贅沢だなと思いました。

19時頃 落ちていく夕陽!あっという間の下船準備

自室にもどって19時頃。長かった21時間の船旅も終わりが近付いています。

Nakanii
そうだ、日本海に沈む夕日が見たい!

と思った私は再び甲板へ。

新日本海フェリーからみる積丹半島 新日本海フェリーから見る夕日

そこにはいつの間にか近付いていた北海道(積丹半島)と綺麗な夕日が。あー、やっぱり船旅って良いなと一人感傷に浸りました。

北海道が見えてきているということは、接岸ももうすぐ。たっぷりと景色を楽しんだ私は部屋戻り、先に下船準備を始めました。棚に出していた本や食料をカバンに戻し、乗船直後に入ったお風呂へ。これで綺麗さっぱり、下船&車中泊の下準備完了です。


20時40分頃 十数年ぶりの北海道上陸!小樽港到着

20時40分頃。新日本海フェリー(はまなす)は、無事北海道の小樽港へ到着。荷物をまとめて私は車へ。乗船時と同様にスロープを使い上陸しました。昔住んでいた十数年ぶりの北海道、上陸時にはなんとも言えない気分になりました。

Nakanii
スロープ降りた瞬間めちゃくちゃ泣きそうになった、というか軽く泣いた。これが今の10代がよくいう『エモい』っていう感覚であることに気付いた。

船旅はここで終わりです。ここから車中泊&テント泊の北海道ざっくり一周旅が始まります。

着いて早々に「海鮮食べるぞ!」と思ったのですが、私の移動が遅く閉店間際のお店ばかり…。今後の旅行中にリベンジを誓いました。そのかわりに北海道観光のド定番小樽運河内にある、「びっくりドンキー」でチーズハンバーグを食べて満足です。びっくりドンキーは北海道発祥なので…。※前身の「ベル」というお店は岩手の盛岡が発祥らしいですね。

夜の小樽運河 小樽運河のびっくりドンキーチーズハンバーグ

お腹を満たした私は小樽運河を散歩して、車中泊をする公園へと向かったのでした…。※車中泊関連の記事はまた別で書きます。

「新日本海フェリー(はまなす)乗ってみた」、感想&注意点

ここまで読んでいただきありがとうございました。私の心の声をちょくちょく挟みながら書いたので、読みにくかったのであればすみません。最後に今回の「舞鶴港~小樽港 新日本海フェリー乗ってみた」感想をまとめさせていただきます。

  • フェリーの旅は暇な時間が多い!本やトランプなど暇つぶしできるものを持っていこう
  • 貴重品の管理には要注意!Nakaniiは『いちいちコインロッカー使うのめんどくさい、ベッドのマットレスの下に隠しちゃえ』もやったが、自己責任
  • 食料は持ち込んでもOK!皆カップ麺を持ち込んで給湯室でお湯を入れて食べている、売店のはほんの少し割高っぽい、でもレストランの食事も美味しいぞ!
  • 船内のアナウンスに注目!運行状況・映画上映のお知らせのほか、ビンゴ大会やコンサート開催のお知らせもあるぞ!
  • 海が荒れていなければフェリーはそれほど揺れない!ただ、酔い止めは持っておくのがおすすめ!大時化の時はめちゃくちゃ揺れる、お風呂の水バシャバシャあふれた(子供の頃に経験済み)。

その他わからないことがあればNakanii(私)のTwitterにリプライ気軽にください~。わかる範囲であればお答えします!

Nakanii
ひたすら楽しかった船旅でした、帰りの小樽港~舞鶴港も楽しかった。新日本海フェリーさんお世話になりました。はまなすもはまなす以外も乗るぞ!
素桃
本記事はNakaniiの私的な調査・感想がもとになっています。細かな利用方法などは新日本海フェリー公式サイトをご確認くださいね!