こんにちは、ライターのNakanii(@writer_DN)です。
今回は私が知らず知らずのうちに実践していた仕事の取り方についてご紹介していこうと思います。
仕事の取り方とは言っても、今回話したいのは「こうやれば取れる」、「こうやれば稼げる」というものではありません。私が今回着目したのは”納期の長さと納期の分散”です。
納期を長期間・中期間・短期間の3つに分けて考え、「それぞれで意識して確保したい仕事の種類」をご紹介し、「ライターとしてより柔軟に働ける方法」についてお話したいと思っています。
目次
なぜ納期を3つに分けて仕事を取る方が良いのか
まず確認しておきたいのが、なぜライターは納期を3つに分けて仕事を取る方が良いのかということです。結論は冒頭で言った通り「柔軟に働けるから」になるのですが、そう思うのには2つの理由があります。
- 自分の気分に合わせてやりたい仕事を切り替えられる
- 仕事の幅が広がるから
この2つです。
ライターは脳内のイメージを形にしていくことを仕事にしています。ライターあるあるだと思っているのですが、頭に雑念が入れば仕事に集中することができず、(あぁこんなんじゃダメだ!投げ出してやるorとりあえず気分転換だ)ってこともあると思うんですよね。
その投げ出してやるに待ったをかけ、気分転換の手段としても役に立つのが今ご紹介している「納期を3つに分けて仕事を取る」というものです。後々説明しますが、長・中・短の仕事では、それぞれこなす作業も頭のひねり方もかなり違ってきます。
納期が短期間の仕事をやるのに疲れたら中期間の仕事をやればいいんです。仕事したくないけど、何もしないのは気が引けるという時は納期が長期間の仕事をやればいいんです。それぞれの仕事を横断的にこなせるのが魅力です。
長・中・短!納期が違えばライター仕事はこんなにも違う
それではライター仕事にはどんなものがあるのかを、納期の長さ別で考えていこうと思います。ここでは「クライアント事情で特急の仕事」といった要素は加味していません。あくまでも私の体験談であり、傾向の話です。
「Aという仕事は長めの納期で取るようにしているよ」、「Bという仕事は短めの納期でもらうことが多いよ」といったイメージでみていってください。
ちなみにそれぞれの納期の長さは
- 長期間=約1カ月
- 中期間=約1週間~2週間
- 短期間=1日~3日
ほどとお考えください。
長期間のライター仕事!サイトのリニューアル、シナリオ制作
長期間のライター仕事には「サイトのリニューアル、シナリオ制作」があります。どちらも納期に余裕を持っていただくことの多い仕事です。
サイトのリニューアルは、主に企業がサイトに掲載している、サービス紹介、企業理念などのページを新しく書くor既存のものを加筆修正するのが主な仕事内容です。ただ単に書けば良いというわけではなく、要望に応じてキャッチーに仕上げる必要もあるため、ライターはライターでもコピーライター的な力が求められます。
シナリオ制作はゲームのストーリーを作ったり、登場キャラクターの設定やセリフを作ったりする仕事です。その名の通りシナリオライターとしての力が求められます。クライアントの資料をよく読み込み、そのゲームの世界観を自分の中に取り込んでいく必要があります。
この2つの仕事に共通している仕事は、納期が長めに見積もられていることに加えて「発想の転換・アイデア力が必要」だということです。他の仕事で煮詰まった時に取り組むにはもってこいです。書く内容は散歩をしながらでも、食事をしながらでも考えることができます。思いついた時にメモできるもの(スマホ・メモ帳等)さえあれば、いつでもどこでもライター仕事ができるんです…!
中期間のライター仕事!Web・紙媒体用記事の執筆
中期間のライター仕事には「Web・紙媒体用記事の執筆」があります。つまり、これが1番ライターらしい仕事です。
ジャンルは色々ありますよね。スポーツ、美容、旅行、経済、教育などなど、枚挙にいとまはありませんが、ザ・ライター、ザ・記事書き。『1記事2000字〇〇円』といった形で募集されているタイプのお仕事ですね。
自分の持てる知識や新しくリサーチした情報をもとに執筆するため、正直私が1番ゼェゼェ言いながらやっている仕事です。頭は使うし手先も使うし、なかなか疲れてしまいがち。書いている間は楽しくても、書き終わった後はこんな感じ↓
月に数十本単位で作業されている方も多いはず。でも、これがザ・ライター。コツは「自分の得意ジャンルを持つと同時に、流行の波を察知・記事のニーズを把握すること」です。
短期間のライター仕事!企業(個人)のブログ更新・SNS運用
短期間のライター仕事には「企業(個人)のブログ更新・SNS運用」があります。ブログやSNSという発信ツールの特性上、毎日作業することも求められます。つまり、納期という概念そのものがないケースです。
ただ、ひとつひとつ作業はシンプルです。記事の確認・公開ボタンを押すだけだったり、SNSに投稿するための短い文章を用意したりといったことが仕事内容です。もちろん、SNSの運用は短い文章だからといって、適当に書いていいわけではありません。それぞれの「企業の強みやターゲット層を把握した上で、文章を仕上げる」必要があります。いわゆる”中の人”にきちんとなりきることも大切でしょう。
毎日作業することが苦だというライターもいるとは思いますが、その習慣に慣れてしまえばこっちのもの。他の長期間・中期間の仕事に取り組む前のウォーミングアップor寝る前のもうひと頑張りにもピッタリです。