跳べもっと高く…!「さくらの滝」のサクラマスを見に行ってきた

がんばれ!跳んでくれー!もっと高く! 観光・グルメ

泳げる魚に尊敬の眼差し。こんにちは、ライターのNakanii(@writer_DN)です。

皆さん魚はお好きですか?私は20代に入ってからやっとお刺身が美味しく食べられるようになりました。それまでは火が通った魚しか食べられなかったんですけどね…。

魚が食べられるようになると、魚のことが気になるようにもなりました。美味しい食べ方じゃありません笑。魚はどうやって暮らしているのか、どこからやってくるのか、そういう真面目なお話です。

素桃
絶対嘘だ。

そこで私は北海道の「さくらの滝」という、サクラマスの遡上が見られるスポットに行ってみることにしました。数ある北海道内の観光スポットではマイナーな部類に入るようですが、果たしてどんな場所なのでしょうか、そして遡上を見ることができたのでしょうか…。画像・動画つきでご紹介したいと思います。

Nakanii
「命ってすごいな」と思いました。「サクラマスって美味しいのかな」とも思いました。
素桃
正直ですね。

ちなみに釣りは通年禁止となっています、ご注意を~!

この記事を読んでいただきたい方

  • 魚の遡上を見たことがない方
  • 滝も魚も観たい方
  • ドライブがてら北海道観光したい方

北海道清里町の森の中!さくらの滝ってこんな場所

さくらの滝は北海道の東、斜里郡清里町にあります。

ちょっと距離は離れますが、北には網走刑務所や知床、南には摩周湖や阿寒湖などがあるエリアだと思っていただければと思います。さくらの滝はその中間地点にあるということで、観光スポットとしてはまだまだ一般的ではありません。

主な交通手段は車になるでしょう。さくらの滝は道道1115号から農道に入ります。路面状況や動物の飛び出し等に十分注意しながら運転してください。駐車場は舗装されていませんが、無料となっています。※詳しくは「きよさと観光協会」の公式サイトをご参考ください


サクラマスに会いたい!さくらの滝に行ってみた

サクラマスの遡上シーズンは7月~8月

さくらの滝でみることのできるサクラマスは、川→海→川のサイクルで移動して生きる魚です。ちなみに海に出ずに川に定着したものがヤマメになります。

滝をのぼるのは生まれた川に戻り産卵するためですが、さくらの滝ほど落差大きい滝をのぼるケースは世界的にも珍しいとのこと。

後ほど画像つきでご紹介しますが、私が行ったのは6月初旬とまだまだシーズンには入っていません。しかし、早く戻ってくるサクラマスもいると聞きつけ行ってみることにしました。

Nakanii
それでは本編にはいります!

背後が怖いさくらの滝、熊よけ鈴を持ち歩こう

朝8時頃さくらの滝へ到着。天気はあいにくの雨。舗装されていない駐車場はビチャビチャ。かっぱを着て滝へ向かいます。どうやら歩いてすぐらしい。

あっ…

sakuranotaki1

これ、もしかすると熊出るやつだ…。怖いぞー。

周囲には熊が来ないように配慮された柵や網はなし。私はこんな感じの熊よけ鈴を持っていきました。

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北海道観光の際はこうした森を歩くことも多いため、熊よけ鈴は持っているとめちゃくちゃ安心します。Amazonでも安く売っているので、北海道観光の際は1人1つあると良いかもしれません。札幌などの市街地だけの観光ならいりませんが…。

しかし今回は歩きはじめて数十秒で到着しました。これがさくらの滝です。

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この日は雨ということもあり水量がかなり多い。そして周囲は大自然、やっぱり熊が怖い。

跳べもっと高く…!サクラマスのジャンプに感動

さくらの滝へついたのは良いんですが、水量が多い。写真からスケール感は伝わりにくいと思うのですが、とにかく水の落ちる勢いがすごい。ゴーッと水が水にたたきつけられる音がする。

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辺りが薄暗くなってきて雰囲気は増しますが、一向にジャンプするところは見られない。

やがて、中年のご夫婦がやってきた。最初私は動物が出たのだと思ってめちゃくちゃ焦った。

「ドウデスカ、トンデマスカ?」

どうやら韓国の方か中国の方らしかった。

「いや、なかなかですね…。天気が悪いから、ですかね。時期も早いですし」

「ホントデスネー、イキオイアルネー」

私、おじさん、おばさん。大人3人で必死に滝を見つめる。それでもなかなか出てこないので、目は滝に向けたまま世間話をしながら待つことに。

するとすぐに、、、

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「あっ!!」

跳んだ…!ジャンプした…!!

大人3人でウキウキになって「ミレマシタネー!」「やりましたねー!」「サクラマスすごい!」などと言いながら笑いました。めちゃくちゃ楽しい。サクラマスに配慮してか、自然と声が小さくなっているのもまた面白い。

動画は私のInstagram内のこちらの投稿にあります。スライド2枚目を見ていただけると…!

 

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2018.06.08 摩周・阿寒 周辺巡り 雨のなか摩周・阿寒周辺を巡る☂️ まずは清里町のさくらの滝へ。 時期的に早いとわかりつつも、サクラマスの遡上を見にいって来た🐟 たまたま居合わせた他のご夫婦と滝を凝視。マスが飛んだ瞬間に「わー!」っと歓声をあげて「今のは凄かったねぇ〜」と話す。楽しい。 ピークシーズンになるとここの滝はもっと多くのマスが飛ぶらしいが、この落差をのぼっていけるとは到底思えない。すげぇや、マス。 その後は摩周湖の伏流水でできているらしい神の子池へ。この池は直に見ても本当に青くて透き通っている。オショロコマも泳いでいた。 その後は摩周湖へ。「霧の摩周湖」とはよく言ったもので、本当に真っ白。吸い込まれそうなほど深い霧。 阿寒も雨のなか傘をさして歩く。足湯カフェ温泉工房あかんさんで、ザリボナーラをいただく。ザリガニとは思えないおいしさ。カニとエビの中間のような味。クリーミーなソースによく合う!🦀🦐 これが足湯につかりながら食べられるのだからもう最高。冷えた身体に嬉しい。 ※阿寒湖は美味しいウチダザリガニがとれることで有名です。 アイヌ古式舞踊は独特の雰囲気を感じたし、展示してあるアイヌのカムイに対する意識には考えさせられた。 民芸品屋さんは欲しいものばかりで困った困った…😂 クマの置物も買いました笑 ※ゴールデンカムイにはまっている人は、阿寒観光おすすめですよ。 ちなみにとある民芸品屋さんのご主人は摩周湖見てきたと言うと、こう教えてくれた💡 「摩周湖が霧に包まれるのは自然なこと。そうそう見れるもんじゃないからね。あそこは神様が集まるところだから、10人に2人見れたらラッキー。見れなくても『また戻って来いよ』ってことだから」と。 またここに来ようと思いました。 #北海道一周 #神の子池 #さくらの滝 #サクラマス #阿寒湖 #摩周湖 #ザリボナーラ #アイヌ

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サクラマスは跳んだ。力強く跳んだ。

時期・天候の問題はやっぱりあったと思う。数は少なくて連続で跳ぶようなことはなかったし、私が眺めている間滝を超えられたサクラマスはいなかった。それでも「もっと高く跳んでくれー!がんばれー」という想いは尽きなかった。

ジャンプし続けるサクラマスからは生命力というものを確かに感じた。今までドキュメンタリーでしかみたことのなかった命をつなぐリレー。それをやっと実感できたような気がしました。来て良かった。


さくらの滝のサクラマス、思っていたよりもすごかった

後々ベストシーズンになってからSNSやYouTubeで「さくらの滝」と検索をかけると、残念ながら私が観たよりもはるかに多い数のサクラマスが次々とジャンプしていました笑。まぁ、これはわかっていたことなので仕方がないです笑。

冒頭でお話しした通り、さくらの滝は北海道観光のメインスポットからははずれることが多いです。ただ「一見の価値はある」、間違いなくそう言える場所だと私は思いました。

Nakanii
「魚のジャンプなんて、海でやっても川でやってもそんなに変わるもんかね…?」、そう疑っていた自分を怒りたい…。
素桃
道中の運転には十分お気をつけて!皆さんはベストシーズンを狙って、ぜひぜひ行ってみてくださいねー!