【大学デビュー】Nakaniiがライターになった4年間の経緯

ライターになる前のNakanii 働き方・仕事

こんにちは、ライターのNakanii(@writer_DN)です。

2014年7月に始めたライターの仕事は、2018年7月をもって5年目を迎えています。

大学2年生の頃、漠然と「将来何を仕事にすれば良いんだろう」という不安と、「今より稼げるバイトやりたいなぁ」という安直な考えの下に出会ったのがという仕事でした。

そこから私はどのようにライター仕事を始めたのか。結局就職せずにライター仕事をしている今、私は何者なのかといったことを、時系列でご紹介させていただきます。

素桃
「稼ぎたい」という動機は不純。しかし、「何を仕事にすれば…」という悩みは大学生なら一度は考えるであろうテーマ。
Nakanii
そこよ、そこ。絶対みんな悩むから。今回は仕事・就活に悩む大学生の”リアル”にもふれていきたいです。

デビューからこれまで、ライターNakaniiの4年間

あたかも現在私が成功しているかのように書いていきますが、結論から言うと「今も苦労している」、「稼ぎまくっているわけではない」ということだけは先に言っておきます。

しかし、これが大学生&ライター仕事の”リアル”です。今回はそんなリアルにこだわってお話していきます。

あくまでも私の体験談・考えとなりますので、当然正解ではありません。あらかじめご留意ください。

2014年2月 大学1年生が終了、悩み血迷うNakanii

書類をぐしゃぐしゃにする男性

時は遡り2014年2月。

学年末のテストが終了し、大学1年生が終了した頃のNakanii。周囲は来たる春休みに胸を躍らせ、「どこに遊びに出かけるか」、「なんの長期バイトで稼ごうか」といった計画を立てる学生でいっぱいの頃です。

大学生の春休みはめちゃくちゃ長い…。Nakaniiはこのことを半年前の夏休みで知っていました。

「今度こそ大学生らしい充実した春休みを…」と意気込む反面、この頃の私はこんなことを考えていました。

「大学生活1年目終わったけれど、何も得ていない。ただただわちゃわちゃとした時間を過ごしただけ。楽しかったは楽しかった気がするけれど」

「博物館(学芸員)の勉強をしているけれど、専門性が高過ぎる。将来の仕事にするには、自分の”本気度”が足りない。(専門の先生に就職の難易度について聞いてみた結果、かなり狭き門であることを知る)自分には難しそう…」

という2つの事実にショックを受け、悩んでいた時期でした。春休みも友達としっかり遊びたいけれど、「このままで良いのか?」と自問自答を繰り返す日々。そして考えた結果、

「とにかく資格をとろう、何も無いよりは良いだろう」とひらめいた。

将来の仕事・就活に悩む大学生の3人に2人は考えるであろう、非常に単純なアイデア。春休みに入ったNakaniiは本屋で資格情報誌を買い、目を通してはああでもないこうでもないとまた悩み始めました。

素桃
一発逆転を狙って、FXや株をやろうとも思ったりしてたね。

しかし答えは出ず、何もできないまま春休みが終了…。悩み続けつつも、やはり春休みもグダグダNakanii。「どうせ使えないんでしょ」、「難しすぎて無理無理無理」とふてくされた結果、資格の勉強も結局捗らず…。

素桃
ダメダメだ…。
Nakanii

(かっこ悪いけれど、「リアルを書く」と言ったので書いた…)

資格を取ることは良いこと。絶対に成長に繋がると思います。

それでも、世の中には「それ、検定料取りたいだけだろ」的な”謎資格”とか、採用担当者からすれば「いや、そのレベルじゃ評価対象にならないから」という資格もあると思います。当たり前ですが「よく吟味する」、「できるだけレベルが高く評価されるものを取得する」ことが肝心でしょうね…。



2017年7月 クラウドソーシング発見、パソコン新調のNakanii

暗い場所でパソコンを触る男性

2017年7月。Nakaniiは悩む気持ちそのままに、大学2年生になっていました。

大学1年生の途中から本屋さんでバイトをしていたNakanii。レジ近くの棚にあるのは「インターネットで誰でもできる!最新の副業事情」、「これから流行る!注目のネットビジネス」といったビジネス本でした。

レジ業務が暇になると本の整理とかこつけ、そのビジネス本を少しだけめくるのが習慣に。

本につけられたタイトル・キャッチコピーに対して「うさんくせーな」と思ってはいたものの、ネットビジネスで生計を立てられること、生計を立てていることがいるということは知っていました。

「とりあえず読んでみるだけ読んでみよう」

Nakaniiは怪しいとは思いつつも、タイトルが煽り気味でない本を購入。煽り気味でない本を選んだ理由は、「腹が立たないから」でした 笑。

そこで見つけたのがクラウドソーシング、そしてライターという働き方・仕事です。「自分の趣味に関する話題を記事にすれば良い」、「お小遣い稼ぎとして誰でも始められる」という文言をみた私。

パソコンを新調し、業界大手のランサーズに登録。ライターデビュー。

「20歳になるし何かチャレンジしたい」と思う一方で、「とりあえずやってみれば満足できるだろう」と気楽に考えていましたから、それほど気負ったデビューではありませんでした。

素桃

ネットビジネスに対して「怪しい」、「怖い」で思考停止してしまっている人はかなり多いと思います。それをやるにしてもやらないにしても”実際はどうなのか”は考えた方が良いのかも…。Nakaniiの分岐点は”とりあえず読んでみよう、やってみよう”ができたことでしょうか。

2014年7月~2015年7月 ライター1年目、バイトを辞める

ライターを始めた頃の私は、本に書いてあった通り自分の興味関心・趣味に関する仕事をいただいていました。この時ご依頼をいただいていた場所は、すべてクラウドソーシング経由から。

観るのが好きなサッカーの選手・戦術紹介、なんとなくやっていたスマホゲームの攻略法
、それを文章で紹介するのが私の最初の仕事。時給換算すると、300

本当にお小遣い稼ぎですよね 笑。それでも未経験から始めた仕事で、自分の経験や知識、指先1つでお金を稼げることに私は感動しました。

そして数カ月後には縁あって、大手クライアントさんから定期的にお仕事をいただけることに。始めて半年もしないタイミングでライターという仕事に可能性を感じ、本屋さんのバイトを辞めました。

素桃
本屋さんで見つけたビジネス本が、バイトを辞めることになる原因か…。なんと皮肉な。
Nakanii
だけど最初は時給換算して300円だから…。「あー、フリーランスって守られないんだな」と思ったよ。それでもライターをやろうって思えたのは、やっぱり楽しかったからだしクライアントさんのおかげ。

2015年7月~2016年7月 ライター2年目、仕事が終わる始まるの繰り返し

うなだれるNakanii

ライター2年目に突入する頃には、継続でいただけるお仕事のありがたみとそれが終わってしまうことの辛さを痛感していました。

バイトを辞めるタイミングで継続のお仕事が終わる

お金が入り用のタイミングで継続のお仕事が終わる

これらの体験を繰り返すことは、精神衛生上よろしいものではありません…笑。月の収入がガクッと下がることもそうですが、誰かのために自分の力を使えないというのも辛いものです。

しかし、”捨てる神あれば拾う神あり”とはよく言ったもので、継続のお仕事が1つ終われば、また1つ継続のお仕事と単発の仕事が1つ入るんです。ありがたいものです。

また、この時メインでお仕事をしていたクラウドソーシングのランサーズでは、ランサーズ内で公開される実績・評価が貯まっていきます。それを見て依頼をくださるクライアントさんもいました。ライター2年目のこの頃は、それらが功を奏し始めた時期です。

Nakanii
時給300円時代は無駄じゃなかった。後々で活きてきたし、今も活きている。
素桃
この実績・評価が活きてくる前にライターを辞めてしまう人は大勢いる。続けることで楽しくて単価の良いお仕事も増えるのに。
Nakanii
「クラウドソーシングは稼げない、ブラック」という意見は、こうした人達から発せられることも多い。それを聞いて始めもせずに諦めてしまうのはもったいないかな、と。


2016年7月~2018年7月 ライター3,4年目、大学卒業後は新卒フリーランス

2016年7月時点の私は大学3年生。就職活動真っ盛りの時期です。

ただ、その頃の私はすでに就職をしないことを決め、”新卒フリーランス”になる予定でいました。※この理由については【読むほど低くなる意識】私が新卒フリーランスでライターになった理由でなるべくウザったくないように書いています 笑。

2017年3月には大学を卒業し、予定通りフリーランス生活を開始。同年7月にはライターを始めてから4年が経過し、2018年7月に5年目に突入しました。

いただくお仕事も幅が広がり、ライター、コピーライター、シナリオライターと、3つの顔を持つようになりました。※詳しくは【お仕事募集】ライターNakaniiが担当してきたお仕事一覧をご参考ください。

この頃にはクラウドソーシングだけでなく、TwitterやFacebookなどのSNSを通じて直接のご依頼をいただくことも増えてきました。しかも、SNSによってフリーランス同士が集まる交流会に参加したり、その交流会きっかけでお仕事をいただいたりすることも…。

ライターもといフリーランスにとって、SNSは欠かせないツールといえるでしょう。

今もライターNakaniiは戦っています

私のライターとしての4年間は以上の通りです。出だしは良かったのかもしれませんが、現在も色々と苦しさは感じています。

新卒フリーランス1年目が終わったタイミングで1番大変だったと感じたのは、フリーランスならではの”孤独感でしょうか。詳しくは【仕事と生活】新卒フリーランスのライターが1年目を振り返るで書いたのですが、Nakaniiは戦っています…。

もっとも、そうした苦労は仕方のないことです。会社員には会社員の、フリーランスにはフリーランスの苦労があって当然。おそらく社会人は皆戦っている。

ライターを続けてきたこと、新卒フリーランスという道を選んだことは後悔していません。そのおかげでできたこともあります。「大成功してやろう」、「めちゃくちゃ稼いでやろう」という気持ちは全くありませんが、数十年後に「あー、やっぱり間違ってなかったなぁ」、「なんとなく幸せだなぁ」と言えたら良いなぁと思います。

Nakanii
まだまだこれから~。Nakanii(@writer_DN)の応援、よろしくお願いします。
素桃
よろしくお願いします。